ドッグウッド便り（２０１７年１１月６日)

（２０１７年１１月６日）

東急あざみ野駅から練習場の「スタジオバルーン」に行く途中、公園の端に、今、萩の花が咲いている。萩は、本来、木の仲間であるが「秋の七草」（萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗)という草の仲間にされている。

この公園の端の萩は、確か7月か8月に花を咲かせ、道行く人々を楽しませていたはずだ。また花が咲き誇っている。なにか驚きを感じながら、練習場へと足を運ぶ。

練習が終わり、帰宅して調べてみると、萩の花は、通常初夏から秋にかけて咲きだす。

初夏から秋にかけて、ずっと咲き続けているわけではなく、間隔を開けて2回ほど咲くことが多いということがわかった。

来年2月１０日、東京オペラシティコンサートホールで行われる「シニアコーラスTOKYOフェスティバル」で演奏する曲名が次の通り決まった。

・岩谷時子訳詞　Sammy　Fain作曲　「慕情」

・堀内敬三訳　G.Bizet作曲　「闘牛士の歌」　（歌劇「カルメン」より）

今日の練習の最初の曲は、「慕情」

この曲は、２０１０年前後にドッグウッドコンサートなどで演奏しているが、団員の3分の１はこの歌を知らない。

今日までに２～３回の音どり練習を行ってきたせいか、ほぼ音取りは終わり、演奏しながら、言葉の意味をどう表現するか、言葉の発音、ブレスのタイミング等詳細にわたった指導を受けた。

次の練習曲は「闘牛士の歌」

この曲は、まだまだ音取りの段階で、各パートとも半音が多く、てこずっていたが、練習を重ねるうちに良くなってきた。

この「闘牛士の歌」の楽譜は、当団指揮者青木雅也先生が編曲し、カワイ出版から発行された　男性合唱のためのメドレー「合唱でオペラ・アリア」全７曲のうちの１曲です。この編曲集は、気楽にオペラ・アリアに触れられるよう、調（音の高さ）を変更するなど、工夫がいっぱい入って、歌いやすくなっています。

　来年もまた、同じ道を通って、練習場の「スタジオバルーン」へ向かう。今度は驚かないよう、花の命は２度あることを思いながら、萩の花をまた自然の妙味を堪能したい。